Blue Velvet ☆ 音彩ブログ
As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。
【DVD】BABEL 2007年公開作品
2009/01/21 Wed. 05:40 [edit]
バベル スタンダードエディション [DVD]
ギャガ・コミュニケーションズ 2007-11-02
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出演: ブラッド・ピッド ケイト・ブランシェット ガエル・ガルシア ベルナル 役所広司 菊地凛子 二階堂智 アドリアナ・バラッサ
監督: アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
TRAILER
(ネタバレご注意願います)
この映画にひとつの答えを導こうとするのは野暮というもの。
あえて言うなら「伝わらない」という不幸。
誰も彼もが、ささいな感情や出来心から、悲劇という迷宮に足を踏み入れてしまう。
「なぜ?」「どうして?」 という疑問ばかりが浮かぶ。
なぜそんなことをしてしまうんだよ
どうしてこんなことになってしまうんだ
不幸の連鎖が悲劇をもたらす。
ここに描かれた不幸は、きっと明日を襲うかもしれない不幸なのだ。
人間のエゴや感情が生み出してしまう途方もないグロな結末。
なんて気持ちの悪い愚かな話だろうと思った。
そもそも菊池凛子に脱がせる必然性はあるのだろうか?という疑問がある。
日本人には思い切り脱がして、中東人にも少女を脱がせて男児に自慰行為させて、
アメリカ人だけに綺麗な役をさせるとはどういうことだ。
凛子は聾唖役だから余計に怒りのマグマが沸々と噴出してくるのだ。
障害者の寂しさを表すのにサカッタ動物みたいに描くことはなかろう。失礼な。
映画の制作側に救いようのない潜在的な差別意識を感じる。
グローバリゼーション、ヒューマニズムのような映画の体裁にしながら、
自分たち白人だけは綺麗なままでというのが気に入らん。
制作側への怒り、そして悲しいやら切ないやらで何とも言えないドロドロとしたモノが、
映画を観終わった後も心の淵で揺らぎ続けている。




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