Blue Velvet ☆ 音彩ブログ
As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。
【DVD】フォレスト・ガンプ 1995年公開作品
2009/03/18 Wed. 02:21 [edit]
フォレスト・ガンプ 一期一会 スペシャル・コレクターズ・エデ [DVD]
(2008/06/20)
トム・ハンクス、ゲイリー・シニーズ 他
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監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス サリー・フィールド ロビン・ライト ゲイリー・シニーズ ハーレイ・ジョエル・オスメント 他
TRAILER
(ネタバレご注意願います)
しばらく経って、再び観たくなる映画はそうそうあるものではない。
「フォレスト・ガンプ」は、不思議な映画で何度観ても面白く感じられる作品である。
知能指数は人より劣るが心はピュア。足の早さとその誠実さは天下一品。
主人公フォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)はハンディキャップを背負っているが、
ひたむきに真っ直ぐに人生を歩んでいく。
フォレスト・ガンプは象徴的な存在というか、こうありたいと願うような、夢のようなものなのでしょう。
この存在によって世間常識や計算から乖離し、素直にモノを考えさせられる。
1950年代から1980年代のアメリカ社会を縦軸にして、人間関係を横軸にして物語が進んで行く。
それらが複雑に絡み合い、主人公の意思とは無関係に時代は変わり、
周囲の人物もその波に押し流されるように変わっていくが、
なぜか主人公はその時代のただ中にも居ても変わらずにいる。
金持ちになっても運転手付きの車に乗る、そんな下らない自己顕示欲は彼にはない。
周りの評価は変わっても、フォレストはただひたむきに生きているからかもしれない。
あのフォレストの元にやって来て、また飛び去って行く「羽」は何を意味し、何を象徴しているのだろうか・・・。
『僕は利口じゃないけど、愛が何かは知ってるよ』
ジェニーの墓前に立ち「運命」について考え、語るフォレスト。人生は川の流れのようなもの。あの「羽」は、人の『運命』の象徴なのかもしれない。観るたびに考えさせられる。
公開時、話題だった記録フィルムとのCGは違和感がないほど精巧。この映画のいいところは、けっして感動の押し付けや、押し売りをしていないところ。移り行く現代アメリカの世相、風俗、文化、流行を丹念に描き込みながら、叙情豊かに綴っている。
知的障害者をイノセントな人格者として表現した映画を無条件に受け入れていいものか?ピュアな情熱が周囲の人間やアメリカ全土の人間を巻き込んでいく状況を無条件に受け入れていいものか?なんつう疑問や邪推はどうでもよくなるくらい本当によくできた映画です。
ハーレイ君の映画デビュー作でもあり観て絶対損はない。おススメ度パーフェクト。
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thread: 私が観た映画&DVD - janre: 映画
tag: 映画 DVD トム・ハンクス ゲイリー・シニーズ ハーレイ・ジョエル・オスメント 1995年
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