Blue Velvet ☆ 音彩ブログ
As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。
Artistic night in 六本木
2013/03/29 Fri. 00:12 [edit]

▲毛利庭園 (撮影日:2013/03/28)

▲ミッドタウン (撮影日:2013/03/28)
昨日ホリエモンを久しぶりに見た。
ニコ生で記者会見とはいかにも彼らしい。
30キロ減!へぇ~
全く別人に見えました。
と、同時に中島らも(著)「牢屋でやせるダイエット」を思い出したのでした。


大麻取締法違反で逮捕、拘置された22日間の留置所生活を綴った獄中エッセイ。
護送される車の中、麻薬取締官を「この手錠、これ、抜けますね」と言って脅かしてみたり、
「獄中記」というには、あまりに破天荒で笑えるんだなこれが。
らもは、基本、好きだ。読んだ本は数えきれない。
ついていけない時もある。
あまりにもブッ飛びすぎている時だ。
もう一つ、ちょっと辛すぎる時もある。
あまりにも研ぎすまされている時だ。
でも、好き。気になる。亡くなった今でも、気になる。
彼の書いたものを読むと、いつも、そんな気持ちになる。
この本も、しかり。
牢屋に入ることで、らもは「生きるということは、自分に残されている時間という
監獄に入れられているようなものだ」という持論にたどり着く。
自分に与えられた時間を粛々と消化していく「生」は、時間というものに縛られることが大前提。
そこからの解放は、死を意味する。
あり余る時間とシンプルな生活の中で、そんなことを黙々と考える日々。
牢屋の中でも、らもは、絶望なんかしていなかったことが
この本を読むときちんと伝わってくる。それでこそ、中島らもだ。
「教養とは、一人で時間を潰すことのできる能力である」
本書でのらもの言葉。
もしこの世界が彼の言うように「監獄」なのだとしたら、
私たちが生きるために最も必要な能力とは、
やはり教養なのだろうと思う。
お金なんて何とでもなる。
取調官や看守たちとの愉快なエピソードの数々も、
おそらく彼なりにシビアな現実に「教養」という武器をもって立ち向かった証拠なのだろう。
そういう世界との戦い方こそが本当のクリエイティビティだと思う。
中島らもは弱い人間かもしれないが、
弱い人間なりに必死に世界と対峙したのだとつくづく思う。
それこそ本当の人間の強さだ。
人に従うだけで戦ってすらいない人間には何も言う資格はない。
笑ってしまうネタのオンパレードだが、僕にとって今では泣ける話の連続。
亡くなってしまったけど、
今でもミナミのどこかで酒を飲んでいると信じている。
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■旧東急東横渋谷駅 ■六本木ヒルズ 桜
2013/03/23 Sat. 08:49 [edit]

▲旧東急東横渋谷駅 (撮影日:2013/03/16)
かまぼこが・・・
85年間お疲れ様でした。
埼玉西部と横浜が乗り換えなしで一本の線でつながった。
学生時代、通学路でもあり遊び場だった渋谷。
駅周辺が再開発され、人の流れも変わり、また新しい文化が生まれる。

▲六本木ヒルズ 桜 開花 (撮影日:2013/03/19)
例年にない異例の早さで開花。

▲8分咲き? (撮影日:2013/03/22)
これだけ陽気が続けば桜も笑うわなあ。
明日の天気は雨らしいね。
来週末はたぶん葉桜だろうから、
花見するなら?
今日でしょ!

▲六本木山桜 (撮影日:2013/03/22)
色鮮やかに艶やかに
見ているだけで元気になる。
さて、
花見はどこへ行こうか。
靖国神社、隅田公園、目黒川、神田川、新宿御苑etc...
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Roppngi Illumination 2012
2012/11/30 Fri. 02:31 [edit]

六本木けやき坂イルミネーション ① - 11/22/2012 -
冷たく乾燥した漂う冬の種
幾何学的な街路樹から
枯れた匂いがした

六本木けやき坂イルミネーション ② - 11/26/2012 -
ビルの隙間を縫い
コートの襟を掴んで
冷気を纏わりつかせないように足早に

六本木ヒルズ毛利庭園イルミネーション - 11/26/2012 -
師走への準備を急かす音ども
段取りのかずかず
街中に慌ただしさと喧噪が増えてくる
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11/29/2012 日々の残像
2012/11/29 Thu. 13:16 [edit]

本格的な冬がやってくる前に、一瞬だけ、街いっぱいに落ち葉で埋め尽くされる。
その一瞬が儚く美しくもあり、たまらなく愛しい。
ところが、最近は、街の落ち葉も邪魔モノ扱い。
毎日通る路もいつの間にか落ち葉は掃除されてしまう。
何もないことが、街の美しさであるかのごとく。
公園に行ってさえ、落ち葉は役所の管理された清掃の対象だ。
落ち葉に埋もれた公園を見つけることはなかなか難しい。
街路樹を新しく植える時には、落ち葉のない樹木を検討するという。
そんなに美しい街が住みやすいのかな。
そんなに管理しやすい街に誰もが住みたいのかな。
ふとそんなことを思った日。

『六本木つるとんたん』 - 11/28/20212 -
久しぶりのつるとんたん。
いつも「海老クリームのおうどん」を食らう。
クセになってしまっている。
今度、他のメニューにも挑戦しよう。

ガガを聴く。
古のハードロックばっかり聴いていたからねえ・・・。
ちょっと食傷気味になってたんだ。
久しぶりにバッド・ロマンス。
いいね、うん、なんだかんだ言ってもいい曲だ。
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Limahl - Never Ending Story リマール『ネバー・エンディング・ストーリー』
2012/06/13 Wed. 06:14 [edit]
野田・谷垣急接近? 増税凶行は“政党の崩壊”それも時代の要請なのか・・・
「増税の前にやるべきことがある」この“ワンフレーズ”は大変耳に心地いい。
小沢嫌いの層にまで浸透しそうだ(笑)
この政策ビジョンだけで、一大政党が日本に誕生してもおかしくない程、日本の国家的病巣を言い当てている。
小沢一郎が主宰する勉強会「新しい政策研究会」の幟旗と云う範囲の活用なら、
これを街頭演説中の活用として充分だろう。
麺匠の心つくし「つるとんたん」
in 六本木
地鶏のクリームうどん+明太子(トッピング)

◆今日の1冊◆
ついに著者デビュー作にたどり着く。
戦争論やフェミニズム、途中のジャック・ラカンあたりは頭から煙が出そうだったが、なんとか読了。
「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性」より、
「自分の愚かさを吟味でき、疑うことができる知性が好きだ」という著者の意見。
後の作品でも、その基本スタンスは変わることがなく、
空気を読まないといけない社会へのラディカルな異議申し立ては、とても明快かつ痛快。
個人的にはこの本に出会い視界が開けたが、
前向きな気持ちで読まないと「中途半端なことしか言ってない」という不快感に襲われるかも。
◆今日の1曲◆
Limahl - Never Ending Story リマール『ネバー・エンディング・ストーリー』
ご存知、映画「ネバー・エンディング・ストーリー」の主題歌。
バスチアン役のバレット・オリヴァー君、可愛かったですね。
そういえばアトレーユ役のノア・ハザウェイ君って、
すぐに映画界を引退しダンスの指導者に転向したんだとか。




「増税の前にやるべきことがある」この“ワンフレーズ”は大変耳に心地いい。
小沢嫌いの層にまで浸透しそうだ(笑)
この政策ビジョンだけで、一大政党が日本に誕生してもおかしくない程、日本の国家的病巣を言い当てている。
小沢一郎が主宰する勉強会「新しい政策研究会」の幟旗と云う範囲の活用なら、
これを街頭演説中の活用として充分だろう。
麺匠の心つくし「つるとんたん」
in 六本木
地鶏のクリームうどん+明太子(トッピング)

◆今日の1冊◆
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ついに著者デビュー作にたどり着く。
戦争論やフェミニズム、途中のジャック・ラカンあたりは頭から煙が出そうだったが、なんとか読了。
「自分の正しさを雄弁に主張することのできる知性」より、
「自分の愚かさを吟味でき、疑うことができる知性が好きだ」という著者の意見。
後の作品でも、その基本スタンスは変わることがなく、
空気を読まないといけない社会へのラディカルな異議申し立ては、とても明快かつ痛快。
個人的にはこの本に出会い視界が開けたが、
前向きな気持ちで読まないと「中途半端なことしか言ってない」という不快感に襲われるかも。
◆今日の1曲◆
Limahl - Never Ending Story リマール『ネバー・エンディング・ストーリー』
ご存知、映画「ネバー・エンディング・ストーリー」の主題歌。
バスチアン役のバレット・オリヴァー君、可愛かったですね。
そういえばアトレーユ役のノア・ハザウェイ君って、
すぐに映画界を引退しダンスの指導者に転向したんだとか。




雪のギロッポン
2012/01/24 Tue. 03:02 [edit]

久しぶりの積雪です。
クルマ置いて帰りました。
電車は思ったほど混んでませんでした。
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日々つづる記録は人を確かにする。
2011/12/13 Tue. 03:30 [edit]

六本木けやき坂通りに架かる歩道橋から眺める「東京タワー」が一番カッコイイ。
「東京スカイツリー」には無い昭和の美学がある。
体はひとつしか存在しないこと、
そんなのわかっております。
やっかいなのは、
自分を形成する要素に割ける気持ちも時間も
キャパは決まっているということ。
現状では
プライオリティの高い仕事に、
自分の時間も気持ちも割かざるを得ず、
自ずとそれ以外のことは疎かになったり、
モチベーションが上がらないという状況。
でも
それは紛れもなく「今の自分」であって、
それこそがただ1つの真実。
「過去」は追認と反省
「未来」は予想
移ろいゆく時間の中で、
唯一無二、
正しいのは「現在」の自分だけ。
もちろん、
過去の自分が良かったこともあるかもしれない。
でも、
それは追認しか出来ないこと。
Reasonとはこのことだろう。
日々つづる記録は人を確かにする。
どう確かにするか。
思考と言動が伴ったものをどう「確か」に落とし込むのか。
半ば宣言のようなものを「確か」とは言えない。
それはフレッシュマンなら許されるだろう。
だけどトップが綴って許されるもんじゃない。
ついてく奴らはどうなる。「多分いけるじゃ困るんだ」ってなるだろ。
「読むことは人を豊かにし、
話し合うことは人を機敏にし、
書くことは人を確かにする」
- フランシス・ベーコン -
自分にも組織にも厳しくなれば簡単だ。苦しみ、悩みもあるけど。
お花畑にいたんじゃ永久にたどり着けないんだってことはわかっているさ。
ママゴトじゃないなら、行けるだろ。




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