Blue Velvet ☆ 音彩ブログ

As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。

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「敗者」 

俳優松山ケンイチの手による「敗者」を読了する。

これは2012年NHK大河ドラマ「平清盛」出演の1年にそって書き綴られたエッセイ。
低視聴率だったから「敗者」なのではない。
それをたったの1年で演じたが十二分に演じきれなかっただろう松ケンからの、逆説的なメッセージなんだろうと受け取った。

-あとがきより引用-

「父になってみて、成功か失敗かということよりも、本気か本気でないかの方が大事だと確信できたことは、自分にとっても大きな変化だった。」

敗者
敗者松山 ケンイチ

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それにしても彼の文章は非常に清らかであり欺瞞がない。
この男が演技者として、まだまだ高みに登っていかんことを一ファンとして祈らずにはおれない。
自分にとっても「清盛」のドラマは、なんだか他人事ではないドラマだった。
一度50歳で死の淵をさまよった清盛が、再生して、そのあとでようやく手に入れた「武士の世の頂点」が、もはや武士の望んでいるものではなかったということ、それは清盛自身がもはや以前の武士ではなかったからで、全国では打倒平家ののろしが見え隠れし始めている、朝廷からも平家を疎んずる声が出ている、そんな皮肉。
そして、滅びてゆくだろう平家の行く先を知りながらも自らは死ななければならないというジレンマ。

「まだ武士の世は出来ていない。わしがおらねば武士の世など出来ぬ」
熱病で63歳で死んだのに生霊になって現れ、そう言う清盛に、西行はこんなふうに語るのだ。
「皆そうだ。清盛に思いを託した者たちもみなそのように思いながら死んでいったのではないか」と。
そして、その言葉を聞いて、清盛は、もう敗けてもいいのだ、と、悟る。

そうやって、ひとつの命が滅しても志は水脈の下でも引き継がれてゆく。
自分が死ぬ時が来て、そんなふうに感じたりできるのだろうか?
まったく先は不透明だけど、そんな景色に出会えればなんて素敵なんだろうと思った。
とにもかくにも、生きてゆくということは、なんと難しく、そして楽しいのだろう。


遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん
  
   遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ



・・・と続く。


これは、清盛が好んだわけでもないが、テーマソングのように使われていた。


NHKのチーフ演出 柴田岳志氏は、以下のようにHPで述べている。

この歌をわれわれは、「生きていればいろいろ大変なことはあるけど、子どもが遊ぶように夢中になって生きようよ」という意味にとらえ、ドラマの節々に登場させています。
最初は清盛の母・舞子(吹石一恵)が子守唄として歌います。
次は、白河法皇(伊東四朗)の愛妃である祇園女御(松田聖子)が、舞いながら歌います。
その後は、白河法皇のひ孫である雅仁親王(松田翔太)がまた別のバージョンで歌います。
これは1年をかけて、つないでいきます。
さまざまな人物が、いろいろな状況下で、それぞれ違う聞こえ方をしながら、でも、「どうせ生きるなら夢中になって楽しみながら生きようよ」というメッセージを伝えていきたいと考えています。
この今様は、今回のドラマを企画する上の大きな原動力であったし、作品のキャッチフレーズであり、テーマです。


・・・ なるほど。

またまた原田芳雄さんのことを思い出した。

その場(映画の現場)で楽しく遊ぶこと、それが一番だ。
現場でいかに楽しく遊んで遊ばせてもらうか、それが一番大事なんだよ。
そこから全てが始まるんだから。
映画はな、仕事ではなく遊びなんだ。
そんなふうにいつも芳雄さんは言っていたそうだ。

人生イコール映画が一生かけての遊びって言い切れた、それってすごいことだ。
自分に置き換えてみると、「人生そのものが博打ですからね」とは言ったことはあるけど、
今、この瞬間に死ぬことになったとしても、まだまだ残念ながら「いやあ、うまいこと遊ばせてもらいましたよ」とは言えそうもないな。


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tag: 松山ケンイチ 
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We wish you a merry christmas !!  

Merry Christmas 2012

皆様も素敵なイブをお過ごしください




22日(土) 鎌倉「報国寺」へ行ってきた。


報国寺(正式名称:功臣山報國禅寺)は、通称竹寺として有名な禅宗寺。臨済宗建長寺派に属する。
京都嵯峨野ほどではないが、整備の行き届いた竹の庭を散策できるようになっている。
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category: 【 随筆的なサムシング 】

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tag: 鎌倉  報国寺  平清盛  松山ケンイチ 
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【ドラマ】2012年 NHK大河ドラマ「平清盛」 第1話-ふたりの父- 

20120110.jpg

初回視聴率歴代ワースト3位で発進だそうで。
僕は見ましたよ。國村隼さんの麿には思わず噴出しちゃいましたけど、
少なくとも昨年の本能寺以降挫折してしまった「江~」よりはかなり良いと思います。

初っ端からOPテーマのピアノで引き込まれました。左手1本で弾いているなんてとても思えません。
全編に流れるピアノがとても印象的で泣けました。
驚いたのは、劇中にELPの「Tarkus」をアレンジ起用していること。
プログレを持ってくるなんぞ、大河史上初めてじゃないでしょうか。

何はさておき、伊東四朗さん演じる白河法皇です。
間の持ち方、話をしているときのオーラ、無言のときのオーラ・・・・・・
タフマン効果でしょうか、しびれました。絶倫過ぎて怖いくらいにはまり役です。

大河ドラマ「平清盛」公式サイト
http://www9.nhk.or.jp/kiyomori/

2012年NHK「平清盛」 白河法皇役伊藤四郎

「帝よ、ここはワシの世じゃ!!」

ネットを漁ってみれば、あるよあるよドラマ批判。
時代考証がなってないとか、史実と違うとか、あんなキャラは居なかったとか、俳優の演技がどうたらこうたら等々。
その時代に生きていて、それはそれはまるで見ていたかのように・・・すごいですね。

計算された型どおりの教科書のようなドラマ、おもしろいですかい?

そんなに言うんだったら、放送大学でも見て研究してりゃいいんです。
舞台は平安時代末期。武家政権樹立の礎を築いた「平清盛」を、
NHK大河ドラマ脚本家による斬新すぎる新説、ファンタジー作品として見たらどうでしょう。
想像の世界に思うがままに自分といっしょに遊んでくれる主人公がいるからおもしろい。
われわれ凡人は、想像力を高めながら、松ケン清盛という人物を通じて、
多くの国民が、今の日本を、国家を、家族を、友人を、恋人を、そして自分を考えるキッカケになれば、
それでいいんじゃないでしょうか。

●心に響いた言葉●

─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…───…─…───…─…─…──…─…─

己にとって、生きるとは如何なることか、
それを見つけた時、心の軸ができる。
心の軸が、体を支え、体の軸が、心を支えるのだ。


中井貴一さん演じる父(忠盛)が息子(清盛)に諭した言葉。

─…─…──…─…─…──…─…─…──…─…───…─…───…─…─…──…─…─

両方のバランスを持ってこそ、平家の統領にふさわしいと説く。
貴一さん、武田信玄のときはまだ貫禄不十分で軽く感じましたが、
年を重ねて説得力が出てきたというか、いい味がでてきたと思います。

「心の軸」は物語を通してのキーワードになるのか。


第2話が楽しみです。



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