Blue Velvet ☆ 音彩ブログ

As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。

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白洲次郎 占領を背負った男  北康利 (著) 

白洲次郎 占領を背負った男白洲次郎 占領を背負った男
北 康利

講談社 2005-07-22
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「おれたちは戦争に負けたかもしれないが、
奴隷になったわけじゃない!」


そう口の中で呪文のように唱えながら、GHQ民政局に対し、敢然と立ち向かっていくのである。



白洲次郎(1902~1985)は180センチ以上の長身でスタイル抜群、
苦み走ったいい顔をした今でいうちょい悪オヤジ。
日本で始めてジーンズを履いた男とも言われ、育ちがよくて、19才でケンブリッジ大学に留学し、
キングス・イングリッシュだし、英国の名車ベントレーを乗り回し、ダンディで気風はいいし、
これで女性にモテないわけがない。

イエスマンばかりの時の政府の中でハッキリものを言う白洲次郎は、
アメリカの占領軍GHQから「従順ならざる唯一の日本人」とまで言われた。

よくもまぁ、日本人にこんなパーフェクトな男がいたよな。

NHKでドラマにもなった。白洲次郎役は伊勢谷友介、妻、正子は中谷美紀が演じた。
本書はそのドラマの原案とされている一冊。白洲次郎を知る入門書と言ってもいいでしょう

NHKドラマスペシャル 白洲次郎 DVD-BOX
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「正直に矛盾に満ちた人生を生き荒くれモノだが、つかみ所がない強くて弱い男。
世を儚んでも世間から逃げたかったワケじゃない。
ひたすら荒れる魂を鎮めあるがままに生き、出家しても武士の魂を持ち続けたヒト」


このくだりは、妻である白州正子が西行研究で得た人物像だが
夫である次郎のことを語ってるのと同じ。
この夫婦はつかず離れず、お互いのことを思いやり理解しあってるカッコイイ夫婦だ。
そんな生涯、夫を追い続けアイデンティティを大切にし続けた女を演じた中谷美紀は適役で美しかった。
次郎役の伊勢谷友介も言うことなし!
涼しい口元に鋭すぎる眼光。クールで熱い男。男が惚れる男ってやつだろう。


「プリンシプルとは何と訳したらよいか知らない。
原則とでもいうのか。西洋人と付き合うには、総ての言動にプリンシプルがはっきりしていることが絶対に必要である。」

-白洲次郎-

プリンシプルとは日本語では「原理」「原則」、または「主義」「信条」などと訳される。
ブレない人間はカッコいい。そのためには自分の生き方の「軸」を持っていないといけない。
それを白洲流に表現したものが「プリンシプル」なのだ。

私利私欲に溺れず、幾多の事業を援助しながら、メドが立つと潔く去り、
決して歴史の表舞台には顔を出さなない。
その生き方、LIFEスタイル、経歴、思考すべてにおいて
紳士の哲学「プリンシプル」を尊ぶイギリス仕込みのダンディズムは生涯変わることはなかった。

それにしても、民主党政府に代わる政治家も政党も見当たらないってのが情けない。
与謝野を入閣させた時点で末期だよ。
年金支給年齢を引き上げるとかなんとか、死ぬまで働けってか?
今の世には龍馬も勝も白洲次郎もいない。

不穏なままに2011年も1月が終わろうとしている。
不気味だぞ!!今のニッポン。


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tag:   白洲次郎  白洲正子  伊勢谷友介  中谷美紀 
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花日記  白洲 正子/藤森 武(著) 

本棚から取り出した一冊の写真集。といっても官能的なものではない。
あるバァさまの写真随筆集なのだけど、ふと思い出しては、読むともなし、見るともなしに眺めている。
もちろん、写真はそのバァさまを写しているのではない。このバァさまが日々生けている花と器をカラーで撮ったもの。そもそも90近くになろうってえのに、ガンコだわ、好き嫌いは激しいわ、口は悪いわ、自分の目で見たモノしか信じないわで、まあなんというか煮ても焼いても食えねえバァさまなわけだ。
本人の写真を見ると童話によく出てくる西洋の魔女そっくりな風貌で、杖つきながらニカッと笑っている。「行儀作法やうわべだけのつきあいが大嫌い」と公言するバァサマだから、生け花といっても、誰に習ったわけでもない自己流のやり方。
ただ、器を見る目や花を見る目は、小林秀雄なんかと交流があった頃から培ってきて、商売したこともあるぐらいだからダテじゃない。

生ける器も平鉢あり、炭あり、とっくりあり、大瓶あり、と好き勝手に自分のいいように生けている。東京近郊の住まいのまわりは少しは自然が残っていて、毎日その中からも選んで気に入った花を気に入った器に生ける。チマチマしたことはキライだから、「私の生け方は勢いだけ」とは本人の弁。
その数年の暮らしの中で、実際に家にちょっと飾られた数十種以上の「花と器とそのまわり」が、100頁以上、全部カラーで掲載されている贅沢な写真集。

花日記花日記
白洲 正子 藤森 武

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これがねえ、ホント、涼しいっつーか、いい味なんだ。
ある写真は絵画のように。
ある写真では彫刻のように。
花と器が一体となっている。
器もバァさまが一点一点自分の目で長年選んできたもの。バァサマの目に適った絵画や掛け軸なんかもさりげなく置かれていて、いい味を出している。
なによりいいのは、この花と器を見ていると、
色の繊細さと形と姿のよさに、低気圧な頭を忘れてしまいそうになることだ。

このバァさまの名は、由緒正しい伯爵樺山家の令嬢白洲正子。

家には黒田清輝の絵画(重要文化財級)がかけられ、
別荘には昭和天皇が行幸され、無二の親友は秩父宮妃殿下であらせられる。
幼少のころ「韋駄天お正」と異名をとる、たいそうなお転婆だったそうで、
思い立ったら行動する性格はお年を召されてからも変わってないらしい。
昭和で唯一“ダンディ”と呼ぶに相応しい白洲次郎の妻でもある。

白洲次郎。戦後の占領統治時代、最高権力者マッカーサーを叱りつけ、
「従順ならざる唯一の日本人」と言わしめた男。
(いつか白洲次郎の続きを書こうと思っている)

平成10年、88歳で人生に幕を閉じたが、
口が悪く目利きであるバァさまのようなガンコでかわゆいババァはキュートだ。



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白洲正子“ほんもの”の生活 (とんぼの本)白洲正子“ほんもの”の生活 (とんぼの本)
白洲 正子 赤瀬川 原平 青柳 恵介 前 登志夫

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