Blue Velvet ☆ 音彩ブログ
As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。
親切は「たらいの水」と同じ。
2012/06/29 Fri. 12:57 [edit]

朝、かみさんの「かたつむりがいるっ!」に反応。
小さな命の一生懸命さが愛おしくて、
嬉しさのあまり撮ってみた。
でんでんむしむしかたつむり
おまえのあたまはどこにある
つのだせやりだせあたまだせ
きっちり1行ワンフレーズ13文字。
計算じゃないよな、たぶん。
やさしかった亡き祖母を偲んだ。
抱っこされては一緒にこんな唱歌をよく歌った。
おばあちゃんっ子だったと思う。
ちっちゃくて、静かで、やさしくて、あったかくって。
しわくちゃの顔でいつもニコニコしていて。
包み込むような優しい反物の匂い、今でもちゃんと覚えている。
そう、ちょうどトトロに出てくるお婆ちゃんそのもの。

過日、電車内でのこと。
乗ってきたばかりのお年寄りに席を譲ってあげる高校生くらいの男の子。
短い言葉を交わしながら、何度も頭を下げられ恥ずかしそうにしていた。
ピアスに細マユで見た目はワル。それでもちゃんと、やるときゃやるんだね。
そんなのが伝わってきた。微笑ましい光景だった。
きっと間違いなく、、、
君の将来に何十倍、何百倍もの笑顔になって還ってくるよ。
親切は「たらいの水」と同じ。という祖母の言葉が思い浮かんだ。
「人には親切にするんだよ。親切は自分のほうへ集めようとすると逃げていくけれど、
相手のほうへあげたり、あげようすると、ほら!自分のほうへ回って集まってくるんだよ」
たらいの水に落ちてきた葉っぱを浮かべながら、
こんなふうに教わったのは、二宮尊徳でも両親でもなく祖母だった。
money,client,,,,ビジネス社会に置き換えても同じことが言える。
(天国にいるばあちゃんに恥ずかしくない生き方をしているだろうか・・・)
三十三回忌の弔い上げが近いんじゃなかったかな。
確認しとかなきゃ。




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