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フラット化する世界(上・下)  トーマス・フリードマン (著), 伏見威蕃 (翻訳)  



トーマス・フリードマン(Thomas L. Friedman)はアメリカのジャーナリスト、コラムニスト。

3年前に一度挫折した本。かなり読み応えある内容だったが、読了後、なんとも言えない怒りがこみ上げてきた。

著者によれば、この世界はフラットになった(The world is flat)という。
フラットって何?
活版印刷の発明や産業革命と並び称される革命だという。
わかったことは、これは地域性や民族性を全く無視した「欧米人による欧米人のための論理」であることに気づかされた。
フラットになったのではない。彼らがフラットにしたいだけなのだ。
自分達のための論理を押しつけたいが為に。その為には平気で戦争も起こす。
人権を守るという名目で、他国での人権を踏みにじる。
誰もそんなこと望んじゃいない。

ブラウザやネットを使った共同作業の有効性については、疑問を挟む余地はないし、
実際に彼の言うことに異論はない。だが、彼の言葉には先進国が発展途上国に施しをくれてやるのだというニュアンスがついてまわる。
単なる作業レベルはアウトソーシングしろという。
そのアウトソーシングは中国やインドといった国に出せば良いとまで言っている。
さらにそれは「彼らにとっても幸せなのだ」と言い切る。
そりゃそうだろう。
彼らの考える「幸せ」という価値観を押しつけたのだから結果は最初から見えているんだよ。
でも現地の人間は果たして本当に「幸せ」を感じるのだろうか。
アジア人は欧米人にとってやり甲斐を感じない「作業」を喜んでやるのだろうか。

革命はいつだって机上で起こるわけじゃない。
現実社会から目を背けた人間が、こういう論理を振りかざすのは一向に構わない。
でもそれを鵜呑みにする、欧米流手法バンザイな人間に信じ込ませるのは止めて欲しい。

生産性の向上?
規模の論理?

今までそれを信じてきて人間はどれだけ痛い目を見てきたか。
そりゃこの著者のように、身分が安定してたり、可処分所得が高ければ関係ないのだろう。

「無責任」

この言葉だけが頭の中を何度も何度も巡っていた。



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