Blue Velvet ☆ 音彩ブログ

As time goes by.~日々の残像~ここは日常のヒトコマを切り取る場所。日々の想いや感じたままの言葉の置き場所。

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凛とした官能  

小さい頃から着物の衣擦れの音が好きだった。

サラサラとシュルシュルといいながら滑っていく、

反物の音。
帯の音。
紐の音。

実際に触ったときのすべらかな感触、冷たい温度。
熱があるとき、絹の反物を触ると冷たくて気持ちよかった。


小さい頃の写真を見ると母親の着物の山に中に埋もれて眠っていたスナップもあったりして。
近所に住んでいた伯母が着付け教室の師匠をやっていたので、女性が着物を着る光景を見る機会が多かった。
そのままでいけば女装趣味が高じてもおかしくなかったが、幸か不幸か、そうはならなかったようだ。
やがて何となく身近な女性たちの着物の着付けを手伝うようになっていった。
多分、ケツの青いガキとはいえ、 力のあるオトコの手を借りた方が楽だったんだろうけど・・・
そんな中で自然と自分も着物を着ることを覚えていった。

締める、滑らせる、合わせる、調整する。

太っている人、痩せている人、グラマーな人。それぞれで矯正する場所、位置が違う。
それぞれの人の体を固めていく感触。 絹が、ウールが擦れる音、固い帯をまとめるタッチ。
そして、仕上げにチカラいっぱい帯を締めて、
ギュッ、シュッという音を聞いて終了、という流れが好きだった。
もちろん、専門的な気付けの勉強をしたわけではないし、 帯の様々な締めかたも覚えていない。

でも、あの感触と衣擦れの音は、とてもいい。

すっかり着付けの仕方を忘れてしまった今でも、純粋に着付けを見ているだけでも満足する。
裸に近い姿から、なるべく流れを止めないように。
腰紐、襦袢、伊達締め、お太鼓、帯板、帯揚げ、帯締め、着物、帯、
交差させ、まとめ、かけ、締める、そんな動作をしながら、
序々に、女性の背中がしゃんと伸びていくのを感じるのが嬉しかったりする。

衣擦れの音、サラサラ、シュルシュル、気持ちのいい音、
すべらかな感触が指先と耳から、着付けているこちら側にも伝わってくるような気がする。

「凛」とした官能とは、このことか。




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