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自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか  

20120408 目黒川
(2012-04-08 目黒川にて)

ついに・・・ホタテマンが・・・

(合掌)
「自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか」

対極主義という異名を持ついわゆる岡本イズムの書。
久しぶりに読み返してみた。
20年前に書かれた本ですが、今読む方がより共感できる内容だなと。
とにかくパワフル!!

岡本太郎「自分の中に毒を持て」

岡本太郎(おかもとたろう)
1911‐1996。東京生れ。漫画家岡本一平と作家かの子の長男。東京美術学校(後の新制東京芸術大学に包括)に入学、父母の渡欧に同行し、1930(昭和5)年からパリに住む。
数々の芸術運動に参加しつつ、パリ大で哲学・社会学・民族学を専攻、ジョルジュ・バタイユらと親交を深める。
帰国し兵役・復員後、創作活動を再開、現代芸術の旗手として次々と話題作を発表した。
1970(昭和45)年の大阪万博テーマ館をプロデュース。一方で精力的に文筆活動も続けた。

人間は精神が拡がるときと、とじこもるときが必ずある。強烈に閉じこもりがちな人ほど逆にひろがるときがある。
ぼくだってしょっちゅう行きづまっている。 行きづまったほうがおもしろい。
だからそれを突破してやろうと挑むんだ。
芸術は子供の頃はみんなが持っていた失った自由をとりもどすためにある。
P76


岡本太郎にとって芸術とは人間であり、生きることなのだ。
氏は言う。生きることとは、周囲の事に囚われずに、ただひたすら自分との戦いを続けていくことであり、
それを貫き通すことだと訴え続ける。

世間に張り付く常識に対する疑問。それは時に執着心とも取れる程の荒々しさ。
第一次大戦の前触れに動揺する市民社会、そして何とか救済の途を探る芸術家の奮闘。
そういう空気の凄まじい体制と反体制との拮抗が、岡本太郎の思想の原点なのかもしれない。

芸術は爆発だ!!

この書と出会う前、この言葉の意味を考えたことはなかった。
それは自分の知る氏の作品のイメージを重ね、爆発のような強い刺激を持つ作品を表現することを「芸術」だ、
と言ってるんだろうな程度にしか考えていなかったからだ。
たとえ本人に直接聞いても、とうてい理解できない程遠い領域だと思っていた。

ところが、爆発は実は至極あたりまえことで、本書で「爆発」について語った言葉がある。

全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーっとひらくこと。それが爆発だ。音もしない。物も飛び散らない。
P191


岡本太郎が「爆発」という言葉に込めたのは、おそらく「自己表現」のイメージだ。

つまり「自己表現」するには、まず「自分が表現したいことが何なのか」をとことんまで突き詰めなければならない。
それを突き止めた上で、初めて自分の外に表現できたもの、むき出しになった『自分』なのではないだろうか。
自分が「むき出しになること」を岡本太郎は「全身全霊が宇宙に向かって無条件にパーっとひらくこと」と考え、
それは「爆発」である、と表現したのではないだろうか。

だとすれば「芸術は爆発だ」という言葉は、「芸術は自己表現だ」と言い換えてもいいのではないか。
しかし、だからこそなのかもしれないが、そうした当たり前のことを「芸術は爆発だ」と、
誰もが考えられなかった言葉で表現できた岡本太郎の偉大さもまた感じることができる。


自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
岡本 太郎

青春出版社 1993-08
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◆ワンモアシング◆

日本という国では、オリジナリティーを持つことが許されない。積極的に生きようと思っても、まわり中から足を引っ張られる。(P20


今の日本、どこに正論がありますか。
この本が書かれたのは20年前。政権交代しても何も変わっちゃいない。
「隣国が危険だから軍事力を強化して、自衛隊を国軍にしろ!」ってある意味正論ですよね?
普通の国ならまったくの正論だけど、この国ではこういうことを言っちゃいけないという暗黙の了解がある。
正論が言えない今の日本は、隣の北朝鮮とどっこいどっこいの国だろうな。
銃で脅して正論を言わせない国もひどいけど、
精神的に正論を言わせないマインドコントロールをする国っていうのもいかがなものか。

おそらく与野党の先生たちは、隣の国がミサイルを発射しようかというこのときに、
解散総選挙で当選できるかどうかで頭はいっぱいなんだろうな。

いいかげんにしろ!!

と、言いたい。



◆番外◆
85年、タモリの「今夜は最高」にゲスト出演し繰り広げられる岡本ワールド



(タモさん若っ!佳つ乃さんも出てたんですねえ・・・京言葉がほんとうによく似合う京女です。)

目えひん剥いて威嚇するポーズを取りながら自分の言葉で話し続ける彼は常識人だと思う。



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thread: 読書メモ  -  janre: 本・雑誌

tag:   岡本太郎  タモリ  佳つ乃  目黒川    1993年 
TB: 0    CM: 2   

コメント

懐かしい映像ですねー。
父が好きだった番組で、私も一緒に時々観ていたかな。

>日本という国では、オリジナリティーを持つことが許されない。積極的に生きようと思っても、まわり中から足を引っ張られる。(P20)

当たり前のことですが、それは私も感じました。20年前?確かにそんなころに感じていたのかもしれません。結局飛び出しちゃいました。お財布はちょっと大変だけど、気分的には楽ですね。メイン州は保守的なところがあるので(政権的にはDemocratsが多いけど)、みんなよりあまり違ったことすると不思議に思われますが(ヨーロッパの方がよっぽど進んでると思う)、私はもともとマイノリティなわけで、その辺で「もともと違った人だから、人と違ったことしててもしょうがないか」って思ってもらえてるんじゃないかと(笑)。

LimeGreen #- | URL | 2012/04/11 19:54 | edit

Re;LimeGreenさん

おはよーさんです。
(レス遅くなってゴメンなさいね。コメント設定ミスっててPCクラッシュしてました・・・)
同じく「今夜は最高」毎週楽しみに見てました。
あの頃のタモさんのアドリブ感は誰もマネのできない勢いがありましたね。

自民党も痛い党だったけれど、民主党はそれ以上かも。
ほんとに日本って国はいつ覚醒するんでしょうか・・・
僕も今はマイノリティかもしれない。
でもLimeGreenさんを見習ってそんなものおそるるに足らず!!です(笑)

Bergamot #GTh2ANWE | URL | 2012/04/13 07:30 | edit

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